天平の息吹を今に伝える正倉院裂
「正倉院裂」とは、正倉院に今も残る絹織物や羊毛製の氈(毛織の敷物)など現存する日本最古の織物です。その文様には唐とペルシャの文化がみごとなまでに融け合い、オリエンタル調の均整のとれた美しさを醸しだしています。その深い色合い、その極めて精緻な文様を、現代の技術を用いて表現しています
ジャガード織が生み出す繊細な文様
糸に無理をかけないように低速で織られるため、1日に10mほどしか生産できません。その分、非常に柔らかく密度の細かい生地に仕上がり、極めて精緻な文様も表現することができます。
“獅子文”
緑地・縹地・紅地・紫地と色変わりの種類が多く、聖武天皇一周忌斎会の道場幡の幡身に頻用されています。花唐草を中心に躍動感ある4頭の獅子が描かれています。
テーブルクロスやソファーカバーなど、インテリアファブリックとしてお使いいただけます。裏面は織りの色が反転するため、表面とはまた違った表情をお楽しみいただけます。