むす美とサステナブル、その④:包装資材
3R推進月間の10月は、地球環境を守りサステナブルな社会を実現するためのむす美の取り組みを毎週お届けします。
今回は「包装資材:包装紙、箱、ラッピングシール」に注目します。
ギフトとして贈る際に必要な箱や包装紙ですが、役目を終えればゴミになります。
作り手(メーカー)として環境への負荷を少しでも減らすために、むす美では環境に配慮した包装資材を選んでいます。
■包装紙にFSC認証紙を採用
お客様に関わりが大きい取り組みとして「商品パッケージからのプラスチックの削減」があります。
ふろしきはたたむとコンパクトかつ付属品も無いため、そもそも商品パッケージは無くすことも可能です。
そのため多くのSサイズ(約45-50㎝)・Mサイズ(約70cm)商品にはパッケージがありません。それだけでも資材の削減になっています。(正絹・ふくさなど箱入りで販売している商品は例外です)
包装紙は、2021年に環境に配慮した素材にリニューアルしました。
森林の環境を守る為、適切に管理された森林からの木材を使用した「FSC認証紙」を採用しています。また、印刷に使うインキも環境に優しい「植物油インキ」を使用しています。
包装紙のデザインは、minä perhonen 皆川明氏がむす美のふろしきために、書き下ろした「tsutsumu」を採用しています。
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■紙箱に古紙配合率100%の紙を使用
ギフトラッピング用の紙箱には、古紙配合率100%の紙を使用しています。
古紙は新聞紙、商品パッケージ、印刷会社から出る紙の端材、段ボールやクラフト紙など。
製紙工場で製造工程を見学させていただきましたが、回収された大量の古紙の中には身近な商品パッケージもありました。
むす美で販売している紙箱の内側には、回収原材料を100%使用している製品に付けられる「FSC®リサイクルマーク」がプリントされています。印刷に使うインキには、石油系の溶剤に比べて環境に優しい「植物油インキ」を使用しています。
古紙配合率100%のため、紙の裏面に古紙を砕いた際の様々な色の紙片が見えます。特性としてご理解くださいませ。
■「端材」から作ったラッピング用シール
ふろしきは生地を染め、端を裁断し、ミシンで縫製して出来上がります。この「染め→裁断→ミシン」の工程で、生地の端=”端材”がどうしても出てしまいます。
資源として活かせる方法を模索した結果、2022年3月からは、「再生燃料」としてリサイクルしています。
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さらに、もうひとつの活用法として店舗・オンラインショップにて【アップサイクルシール】を使っています。
オンラインショップでは一部の梱包でテープの代わりに使用し、店舗でもギフトラッピングの際にお客様のご希望に応じて使用しています。
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できることから少しずつ。
むす美は「もの作りから出るゴミを減らす」ための取り組みをこれからも続けてまいります。
■お知らせ
3R推進月間の10月には、店舗にて【ふろしき回収プロジェクト】RE.FUROSHIKIを実施しています。
みなさまのおうちに眠っているふろしきを、むす美で回収しリユースします!
回収したふろしきは、ふろしきを活用した授業・活動を行う学校・団体にお届けします。
むす美は環境にも人にも優しいふろしき文化を、みなさまとともに次世代に繋いでいきたいと考えています。