むす美とサステナブル、その①:ふろしき
■ミニマムと機能性を両立する「ふろしき」
包む、まとめる、運ぶ、護る、飾る――これだけの機能が一つのアイテムに全部詰まっている、と聞いたら、どんなものをイメージしますか?
ポケットがいっぱいついているのか、見たことない仕組みが詰まっているのか‥‥
1つあればマルチに活用できる驚きのアイテム、それは「ふろしき」です。
特別な仕掛けはない、ただの四角い布です。
ボタンもファスナーもついていません。
それなのに、ふろしきは1枚で何通りもの使い方があります。災害発生時にも役立つことから、防災用品としても見直されています。
撥水加工の「100アクアドロップリサイクル」を例に挙げると、1枚で12通りの活用法があります!
ふろしきはミニマムと機能性を両立できる、くらしの道具です。
■「サステナブル」とふろしき
近年では、繰り返し様々な用途に使えるサステナブルなふろしきの価値が見直され、エコバッグとしての使い方をはじめ、メディアで取り上げていただく機会が増えています。
例えば、小さなふろしきだとラッピングとして使用した後、もらった方がお弁当包みにしたり、植木鉢のカバーに使うこともできます。使い捨てではなく持続的に使っていただける、環境にも人にもやさしいアイテムです。
■ちょっと寄り道:Reuse(再使用)から生まれる「ふろしき」
布を大量生産できなかった昔には、ふろしきは使い古した着物や男の子が生まれたら立てた幟(のぼり)の裂をつなぎ合わせるなどして作られていました。
手持ちの物からふろしきを作り出す、まさに「使える部分があれば工夫して使い続ける」3RのひとつReuse(再使用)です。
■むす美の取り組み
SDGsを推進するむす美では、様々な取り組みを進めています。
3R推進月間の10月には、店舗にて【ふろしき回収プロジェクト】RE.FUROSHIKIを実施します。
みなさまのおうちに眠っているふろしきを、むす美で回収しリユースします!
回収したふろしきは、ふろしきを活用した授業・活動を行う学校・団体にお届けします。
むす美は環境にも人にも優しいふろしき文化を、みなさまとともに次世代に繋いでいきたいと考えています。
3R推進月間の10月は、地球環境を守りサステナブルな社会を実現するためのむす美の取り組みを毎週お届けします。
次回のテーマは、ふろしきを作る「素材」「原料」です。
最後までお読みいただきありがとうございました。