【Q&A】手の力が弱くてもしっかり結べる方法を知りたい。
【お客様からいただいたご相談】
”手の力が弱くても、しっかり結び目が作れる方法を知りたいです。ご高齢の方、子供にも通じる悩みかと思います。”
手・指先を使うふろしきだからこそ、力が入にくい中でどう使っていけるかが大切です。ふろしきの使いやすさを見つめ直す貴重な機会をいただきありがとうございます。
さっそくお答えいたします。
■手に力が入りにくくても、しっかり結ぶ方法
まず、基本の結び方はこちらです。
ふろしきの結び方
お子様だけでなく、ご高齢の方など手や指先に力が入りにくい方はどうすれば結びやすいか、検証をしました。その結果、大切なのは「結ぶ時に持つ・握る場所」だと感じました。
短い真結びの先だけをひっぱるのは指先に力が必要です。
しっかりとひっぱれていないと結び目がゆるく、ほどける可能性が高いです。ポリエステル素材は特に滑りが良いので注意が必要です。
しっかり結ぶために、次の2つの方法をおすすめします。ご自身のやりやすい方を取り入れていただければと思います。
①一度結んでから、結び目の根元もひっぱる
(ポイント)
- 真結びをする時、布は長めにとって結ぶ。この方が布の面積が大きくつかみやすくなります。
- 真結びの先をひっぱった後で、結び目の根本もひっぱる。
真結びの中央に注目すると、一度結んでから根本もひっぱることで、ゆるさのあった結び目がキュッとしっかり締まっています。
いわば“仕上げ”として結び目の根元をひっぱりきつく締める形です。これは、実はむす美スタッフが日常的にしていることでもあります。特に、重い物を入れるふろしきバッグでこの確認をしておくと安心です。
②真結びの先と根本を両方持って一緒にひっぱる
(ポイント)
- ①と同様、真結びをする時、布は長めにとって結ぶ。
- 真結びの先と結び目の根本を両方持ってひっぱる。
使用したふろしき:100 アクアドロップリサイクル 鈴木マサル TREE HOUSE ネイビー(撥水加工)
■おすすめのふろしき
ふろしき選びの時点から結びやすいものを選んでいただくと、なお使いやすいと思います。
薄くて柔らかい生地がおすすめです。生地が厚手だと重さがあり、結ぶ力が薄手より必要になるので避けた方がよいかもしれません。
特におすすめしたい商品は、薄手のポリエステル素材でサイズ展開も豊富な「リバーシブル」「季色」「アクアドロップ」。
綿素材では「katakataむすび」「こはれ」がおすすめです。
「katakataむすび」はシリーズ内で商品によって生地が変わるのでご注意ください。薄手の生地は「45 katakataむすび」「50 katakataむすび」「70 katakataむすび」です。
手に力が入りにくく結びづらい、ふろしきが使いづらいとお悩みの方にとって、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。