【よくある質問】ふろしきの耐荷重・容量は?破れない?
ふろしき専門店として、お客様から聞かれる【よくある質問】があります。
「ふろしきってどのくらいの重さまで運べますか」
「どのくらいの物が入りますか」
「破れたりしないんですか?」
ふろしきを使う習慣のなかった方にとっては、特に気になるところですよね。早速お答えします。
■「ふろしきはどのくらいの重さまで運べる?」「どのくらい入る?」
撥水機能を備え、より便利でコンパクト、多用途に使える人気シリーズ「100cmアクアドロップ」を例にご説明します。
100cmというと、レジャーシートにも使える大きなサイズです。ふろしきは100 アクアドロップ レスキュー How to グリーン。
「アクアドロップ」は水も運べる撥水力が特徴。両端をしっかり結び持ち手を作ることで、容量約10Lの水が入ります。
※「防水」ではないので、多少水滴が染み出てきます。
薄手ですが、リュックにすると2Lペットボトルの水を4本(約8kg)を運べる丈夫さがあります。
背負うと、この通り。
突如発生し、さまざまな物資が不足する災害時には、身の回りの物や支援物資を安定して運べるリュックが重宝します。ふろしきなら、カバンの中に携帯できるほどコンパクト。しかもいざという時、結ぶだけで布からバッグへ変身します。
□100cmふろしきの容量・対荷重についての目安
ふろしきは使い方・結び方によって形や荷重のかかり方が変わってくるため、容量や耐荷重をはっきり言い切れないところがあります。
エコバッグ使いが多い100cmふろしきだと「レジかご一杯分の荷物」は十分運べるので、目安にしていただければと思います。
■とにかく「真結び」が出来ていることが大切
とにかく大切なのは「真結び」がきちんと出来ていることです。
ふろしき包み・ふろしきバッグをより安全に持ち運んでいただくためには、負荷がかかる結び目部分でほどけにくい「真結び」が出来ていることが大切です。
みなさんは、きちんと結べていますか?
不安のある方は「結び方・ほどき方動画」をチェックしてみてください↓↓
□【スタッフの失敗談】すべりの良いポリエステル素材の注意点
ある日、仕事終わりに「100 アクアドロップ」をエコバッグとして使っていた時のこと。
野菜を中心にたくさん買ったことで(普段より重いな〜)と感じていた、その時!「真結び」がほどけて、バッグを落としてしまいました。
レジャーシートやレインコートの表面をイメージしていただくとわかりやすいですが、ポリエステルの表面はなめらかでツルツルしていますよね。
買った物の重さが結び目に集中し、ポリエステル生地が少しずつすべって結び目が緩むことで、ほどけないはずの「真結び」がほどけてしまったのです。
その時から「アクアドロップ」のようなポリエステル素材のふろしきで重いものを運ぶとき、次の2つのことに注意しています。
- 結ぶ位置は深めに、「指先でなんとか真結びできた」は黄色信号
- 結んだ後、両側から強くひっぱって結び目が動かないことを確認する
写真でわかりづらい方は↓↓の「リュックの作り方」動画をご覧ください。
■「ふろしきって破れない?」
ただ運ぶ物の中に尖った形のものがあれば、負荷がその一点にかかって穴が空いてしまうことは考えられます。それでもよほど尖った物でない限りは、すぐにダメージが出ることはありません。
洋服でもそうですが、ポリエステル製のものは表面が何かに引っ掛かるとひきつれてしまうことはあります。
アウトドアなど屋外のシーンで使われる場合は、綿素材を選ぶ方がより安心ですね。
どんなシーンで使いたいか、ご自身に合わせたふろしき選びの参考にしていただければ嬉しいです。
ちょっとマニアック?な所もあるふろしきの話で、長くなってしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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