凛とした美しい色彩とふっくらと厚みのある最上級の正絹ちりめん
日本独自の文化と四季折々の自然風土の中から生み出された伝統色から、特に気品高い色を厳選し、丹念に染め上げたふろしきです。また、通常のちりめんより生地の表面の凹凸(シボ)が大きく、そこから生じる深い陰影と光沢感のある「絹」特有の風合いが魅力です。
現代の暮らしに寄り添うカラー
長く受け継がれてきた「古代紫」や「鉄紺」などの定番色は、冠婚葬祭で重宝します。また、現代の趣向を反映した和の色の「桜」「浅葱」「亜麻色」は、着物だけでなく洋服にも合い、ふろしきに馴染みのない方にもギフトとして贈りやすいカラーリングです。
急な冠婚葬祭でふくさの代わりに、金封をお包みいただけます。
パステル調の優しい色合いは、和菓子やお茶道具など和物との相性はもちろん、洋菓子などの洋物とも合わせやすく、ちょっとした手土産を包むのにもおすすめです。
木箱入りの商品です。ギフトの際は、刺繍でお相手の名前を入れると、更に特別な贈り物になります。特に、卒入学や就職のお祝いなどに人気です。
色の歳時記 一覧
古代紫(コダイムラサキ):紫色は、日本で古代より特別な意味を持っており、高い位の象徴や気品や風格、優雅といった美を備えた色と尊ばれてきました。慶弔問わず使える色合いです。
鉄紺(テツコン):藍染めの色の一種で「鉄色(暗い緑色)」を帯びた「紺色」で、わずかに緑みがかった深みのある濃い紺色です。男性へのギフトにもおすすめです。
藤色(フジイロ):花が風に散る姿「風散(ふぢ)」に由来する藤の花の色にちなんだ色名です。平安朝の装束の色目に使われたり、江戸時代にも登場する古くから人気のある色です。慶弔問わずお使いいただけます。
利休(リキュウ):茶道を大成させた千利休にちなんだ茶味のかかった緑色で、「利休茶」とも呼ばれます。暗すぎず、明るすぎない色味なので、慶弔以外のお見舞いや快気祝いなど、幅広いシーンでお使いいただけます。
紅梅(コウバイ):紅梅の色名は、「枕草子」や「源氏物語」をはじめ、季節の彩りを尊ぶ王朝の貴族たちに愛されてきました。年齢問わず女性の美しさと可愛さを引き立ててくれる色です。
鳶色(トビイイロ):鳶の羽のような濃い褐色で、江戸時代には男性の着物の色として流行しました。渋すぎず、ほのかな赤みの鮮やかさもあり、日常シーンで使ってもモダンでお洒落な印象になります。
桜(サクラ):日本を代表する花「桜」をイメージした柔らかなピンク色。桜はサクラサクという言葉があるように、大願成就の象徴、また良縁が実るという意味合いもあり、恋愛だけでなく人との良いご縁を結ぶと言われています。
浅葱(アサギ):藍で染めた明るい青緑色を指し、幕末に活躍した新選組のダンダラ模様の羽織の色としても有名で、伝統色の中でも最も人気の色の1つといえます。爽やかなブルーは、春から夏にかけてのお菓子やお酒などと、相性良くお使いいただけます。。
亜麻色(アマイロ):亜麻という植物繊維でできた麻糸の色を指す、ナチュラルな黄味寄りの薄茶色です。また、絹特有の光沢感からゴールドにも見え、包むものにグレード感のある華やかさを添えます。
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