テキスタイルデザイナー 鈴木マサル×MUSUBI
テキスタイルデザイナーとして、マリメッコやカンペールなどにデザインを提供する鈴木マサル氏とMUSUBIのコラボレーションによるふろしきです。鈴木氏のデザインは、 抽象化されたカラフルな動物や花などのモチーフと色を重ねてプリントする重版という技法による染色が特徴的で、どれもふろしきとして使うことを考慮されてむす美と製作したオリジナルデザインです。
「MUSUBI LINEN」は、フランス原産のリネン(フレンチリネン)を使用しています。リネンは独特なシャリ感のある上質な手触りで、軽量で丈夫なことから、身に付けたり、モノを包んだり運んだりという用途にも適しています。
“ZEBRA”
ふろしきを広げて見ると、背景はアオ、アカ、ピンクの3色で構成されています。これは、包んで使用した際どちらの方向を向けて使用するかによって、大きく印象が変わるようにと考えられた結果生まれたデザインです。ブラックのラインでウマが描かれていますが、コントラストのある色を入れることで、使用する際にアクセントとなるようにと考えられています。
モノを包んでいる時は、カラフルなふろしきという印象ですが、広げてみて初めて動物が大きく描かれていることに気付きます。鈴木氏が、ふろしきは1枚の布であるという特徴に着眼してデザインしていることが分かります。
ふろしきとして、ものを包んで運ぶ用途だけでなく、リネンの軽さや肌触りの良さからストールとしてもご利用いただけます。商品を企画する段階でストールとしての使用も想定に入れていたので、薄手の生地を選んでいます。
北欧ブランドにもデザインを提供する鈴木氏のふろしきは、インテリアにも相性が良く、クッションカバーとしてもご利用いただけます。
鈴木マサル
2004 年からファブリックブランド OTTAIPNU を主催。色鮮やかなプリントテキスタイルを中心に生地本来が持つ魅力にあふれたコレクションを展開しています。自身のブランド以外にも、マリメッコ、ユニクロ、カンペール等、国内外の多くのブランドからテキスタイルプロダクトを発表。また、テキスタイル以外にも様々なプロジェクトに参画し、ファニチャー、プロダクト、アパレル、空間など様々なシーンに向け、パターンデザインや自身のテキスタイルを軸にしたデザインを提供しています。2014 年からスタートした富山の魅力を模様で表現した「富山もよう」が第 35 回新聞広告賞を受賞。2016 年 4 月にイタリア・ミラノで開催された展覧会「Imagine New Days」(主催アイシン精機株式会社)に参画し、Milano Design Award 2016 “BEST ENGAGEMENT by IED” を受賞。現在、東京造形大学教授、有限会社ウンピアット取締役
https://masarusuzuki.com