竹久夢二×MUSUBI
美人画で名を馳せた、大正ロマンを象徴する画家・竹久夢二は、日本のグラフィックデザインの先駆者としても知られ、日用品のデザインを数多く産み出しました。伝統と当時の流行、そして和・洋の美術様式が交差し、洗練されたデザインは現代でも高い人気があります。
むす美では、その中でも当時から特に人気のあるデザインやモチーフを基にして、ふろしきにアレンジしています。
“四葉とどくだみ”
どくだみは「毒を矯(だ)める」ことから、お茶や薬などに煎じて飲まれ健康維持にかかせない薬草として知られています。
また、幸運のシンボルである四葉は夢二が書き溜めたカット図案集から抜粋し、レースのようにどくだみの間に並べたことで女性らしい印象になりました。
※左:木版封筒「どくだみ」大正期、右:祝儀袋「どくだみの花」大正期(資料提供:港屋)
モチーフのどくだみの図案は、ポチ袋・本の装丁など夢二がデザインした数多くのアイテムに描かれています。四葉は飾り罫(けい)として描かれたものです。
明る華やかなグリーンなので、 ティッシュカバーなどインテリアのアクセントになります。
夢二は本の装填を多くデザインしており、ブックカバーにもぴったりです。
50cmサイズ(チーフ)は、お弁当包みはもちろん、お茶やお菓子のラッピングギフトとしてもおすすめです。
竹久夢二
大正ロマンを象徴する画家である竹久夢二は、美人画で名を馳せましたが、千代紙や絵封筒といった身近な日用品から、雑誌や楽譜の装丁、そして商業図案に至るまで多岐に渡ってデザインを手掛けました。木版という江戸浮世絵から続く日本の技法とアールヌーヴォーを意識した西欧の意匠が見事に融合された夢二のデザインは、時代を超えて人気を博しています。