竹久夢二×MUSUBI
美人画で名を馳せた、大正ロマンを象徴する画家・竹久夢二は、日本のグラフィックデザインの先駆者としても知られ、日用品のデザインを数多く産み出しました。伝統と当時の流行、そして和・洋の美術様式が交差し、洗練されたデザインは現代でも高い人気があります。
むす美では、その中でも当時から特に人気のあるデザインやモチーフを基にして、ふろしきにアレンジしています。
レトロなデザインは、普段のお出かけバッグとしてはもちろん、和装時の着物バッグとしても良く合います。
“ゆり”
ゆりのはらはらと舞う姿が、ノスタルジックで可憐な夢二の世界観を表しています。原画の図案では、赤い背景に白1色でゆりが描かれていますが、ふろしきでは包んだ時の見え方まで考慮したモチーフの配置や、和洋のファッションやインテリアにも溶け合うカラーリングにこだわりました。生地感に奥行きを出すために地紋としてドットをいれています。ゆりは、4月~8月の夏の時期に開花、白い百合の花言葉は「純潔」「威厳」「無垢」「無邪気」「甘美」とされ、ウェディングブーケとしても使用されます。また、女性の美しさを形容する「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」の慣用句でも使われ、女性へのギフトにもおすすめです。
※書籍函「露の命」長田幹彦(資料提供:港屋)
ゆりの花のモチーフは、長田幹彦の「露の命」という本の装丁で書き下ろされた図案を基にデザインされています。
クッションカバーや旅行の際の衣類、その他の荷物整理にもお使いいただけます。また、90cmは一升瓶を包むのに最適なサイズです。
竹久夢二
大正ロマンを象徴する画家である竹久夢二は、美人画で名を馳せましたが、千代紙や絵封筒といった身近な日用品から、雑誌や楽譜の装丁、そして商業図案に至るまで多岐に渡ってデザインを手掛けました。木版という江戸浮世絵から続く日本の技法とアールヌーヴォーを意識した西欧の意匠が見事に融合された夢二のデザインは、時代を超えて人気を博しています。