様々な品物や道具(百貨)を包み、持ち運べる大判ふろしき
ふろしきの中でも145cmという特に大判のサイズで、美術・陶芸作品やお道具など、通常のバッグでは収まらない大きな荷物を包んだり、持ち運ぶことができます。
着物の“たとう紙”をそのままお包みいただけます。カラーリングは男性にも使っていただきやすいシックな色調です。
デザインのモチーフは七福神で、包む方向によって印象が変わるように工夫されています。
テーブルクロスやソファーカバーなど、インテリアクロスとしてもお使いいただけます。
“七福神”
おめでたい云われのある小紋を、七福神に由来するモチーフの形に切り取り、大胆に配置しました。この小紋を大きなモチーフで切り取るデザインは、型絵染でよく使われる手法です。小紋の部分には、伊砂文様を採用したことで、日本の伝統的なイメージと、他にはない新鮮なモダンさを兼ね備えたデザインに仕上がりました。
①【大黒天の小槌】芽吹きの文様(五穀豊穣)
食を司る大黒天に、大地からの“芽吹き”を現した文様(五穀豊穣)を合わせました。
②【弁財天の琵琶】水面の文様(財運上昇)
財福や音楽の徳を備えた弁財天に、水面を文様化した小紋柄(水は財運の象徴)と合わせました。
③【福禄寿の巻物】鶴の文様(長寿)
幸福、俸禄(財運)、長寿の三徳を兼ね備えた福禄寿は、杖に経巻を結びつけて鶴や亀を従えていることから、鶴の文様と合わせ、より一層長寿を願う意味を込めました。
④【恵比寿の鯛】風車(商売繁盛)
商売繁盛の象徴的な存在の恵比寿と、風車(かざぐるま)がモチーフの文様を合わせました。昔の風車は羽を豆で留めていたので、豆に働くといわれ、同じく商売繁盛の意味があります。
⑤【寿老人の鹿の角】杉の文様(長寿)
長寿を授けてくれる寿老人(鹿や鶴を連れていた)に、同じく樹齢が長く長寿の意味がある杉の文様を合わせました。
⑥【布袋尊(ほていそん)の軍配】つぼみの文様(子孫繁栄)
財運や夫婦円満、子宝のご利益があると云われる布袋尊を、軍配(占いの道具として使う)の形に切り取りました。子孫繁栄を現すつぼみの文様と合わせました。
⑦【毘沙門天の三叉戟(さんさげき)】柳の文様(疫病退散)
毘沙門天は悪や災い、病気を退ける神様として全国各地で信仰されており、同じく災害や病気から身を守るといわれる柳の文様と合わせています。
伊砂文様研究所
故伊砂久二雄創設の伊砂文様研究所は、昭和20年代より型絵染めの為に、数々の文様・図案を生み出してきました。型絵染の伝統技法を用いながらも、斬新かつ繊細な文様は、年月を経ても尚、新しい発見と人々の心を引き付けています。
現在、3000型以上の柿渋の型紙を保存していますが、創作活動は衰えることなく、今もその数は増え続けています。