鳥獣人物戯画×MUSUBI
鳥獣人物戯画は、京都の栂尾山高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物です。その内容は、当時の世相を反映して動物や人物を戯画的に描いたもので、風刺漫画の祖と云われています。800年の時を経て、兎や猿、蛙たちが、ふろしきの上を活き活きと駆けまわり、当時の息吹を伝えてくれます。
楽しそうに動き回る動物たちと雲取りが組み合わさった、物語を感じるデザインです。
※雲取り(くもどり)とは…雲がふわふわとなびいている様子を輪郭線や色で表現したもので、周囲や雲の中に草花などをあしらったものもあります。
実は鳥獣人物戯画には猿がすごろくをふろしきに包んで運んでいるシーンがあり、ふろしき屋として多くの方ににこのことを知ってもらいたいと思い、そのシーンをデザインにも取り入れました。
ティッシュボックスカバーやタペストリーなど、インテリアとしても映える鮮やかな色彩です。雲取りの部分にはシルバーのパール加工を施し、華やかさと高級感を演出しています。